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大河ドラマ『青天を衝け』の原作本はある?原作者は誰?|小説版や脚本家についても紹介します

NHK大河ドラマ『青天を衝け』
(C)NHK

2021年2月14日から放送されているNHK大河ドラマ『青天を衝け』
日本資本主義の父と呼ばれる「渋沢栄一」の生涯を描く大河ドラマです。

本記事では、

  • 『青天を衝け』の原作本はあるの?
  • 『青天を衝け』の原作者は誰なの?
  • 『青天を衝け』の小説が発売されているけど、原作本じゃないの?
  • 『青天を衝け』の小説版はどんな内容なの?

といった疑問を解決します。


結論としては、以下の通り。

原作について
『青天を衝け』に原作および原作者はありません。
脚本家・大森美香さんによるオリジナル脚本で制作されています。

小説版について
また『青天を衝け』の小説版は、原作本ではありません。
ドラマ脚本をもとにしたノベライズ(小説化)となっています。

詳しい内容をそれぞれ書きましたので、気になる人は本文をご覧くださいね。


目次

『青天を衝け』は脚本家・大森美香さんによるオリジナル脚本

大河ドラマ『青天を衝け』に原作はありません。

脚本家・大森美香(おおもり みか)さんによるオリジナル脚本です。

出典:『青天を衝け』公式サイト

ここ10年間の大河ドラマは、ほとんど原作なしのオリジナル脚本で制作されています。

タイトル原作脚本
51作(2012年)平清盛オリジナル脚本藤本有紀(作)
52作(2013年)八重の桜オリジナル脚本山本むつみ
吉澤智子
三浦有為子
53作(2014年)軍師官兵衛オリジナル脚本前川洋一
54作(2015年)花燃ゆオリジナル脚本大島里美
宮村優子
金子ありさ
小松江里子
55作(2016年)真田丸オリジナル脚本三谷幸喜
56作(2017年)おんな城主 直虎オリジナル脚本森下佳子
57作(2018年)西郷どん林真理子
歴史小説『西郷どん!』
中園ミホ
58作(2019年)いだてん
〜東京オリムピック噺〜
オリジナル脚本宮藤官九郎
59作(2020年〜2021年)麒麟がくるオリジナル脚本池端俊策
前川洋一
岩本真耶
河本瑞貴
60作(2021年)青天を衝けオリジナル脚本大森美香

57作(2018年)の『西郷どん』だけ原作があり、そのほかはすべて脚本家によるオリジナル脚本ですね。

『青天を衝け』の小説版は原作本ではなくノベライズ

『青天を衝け』には小説版が発売されていますが、原作小説ではありません。

大森美香さんによるドラマ脚本をもとにしたノベライズ(小説化)となっています。

内容は、テレビ放送される大河ドラマと連動しており、小説の第1章=ドラマの1話となっています。

小説版『青天を衝け』第1巻は10章まで=ドラマ10話までネタバレ可

小説版『青天を衝け』第1巻は10章までありますから、ドラマの1話〜10話までストーリーが詳しくわかります。

大河ドラマの放送を見てから、小説版をドラマのシーンを振り返りながら読むのも良いですし、
先に小説版で内容を知ってから、ドラマを見るのも良いですね。

小説版『青天を衝け』は全4巻

小説版の『青天を衝け』は、全部で4巻となっています。

2021年3月時点で発売されているのは、第1巻のみ。

小説『青天を衝け 一』

発売日2021年1月29日
価格定価:1,540円(本体1,400円)
ページ数288ページ
出版社NHK出版
大森 美香
ノベライズ豊田 美加

第2巻『青天を衝け 二』の発売日は2021年4月28日となっています。

おそらく3ヶ月ごとに新刊が発売されると思われるため、

  • 第3巻『青天を衝け 三』の発売日は2021年7月末ごろ
  • 第4巻(最終巻)『青天を衝け 四』の発売日は2021年10月末ごろ

となるのではないでしょうか。

小説版『青天を衝け』第1巻の感想

読んだ感想としては、まさにドラマのノベライズといった感じ。
ドラマと同じストーリーで話が進み、同じセリフが出てきます。

買ってよかったと思える点は、ドラマでは尺の都合で削られてしまったであろうセリフが多く入っていることや、それぞれのシーンでの登場人物の心情が描かれていること。

例えば第4話「栄一、怒る」のラストで、渋沢栄一が岡田藩の代官へ500両の御用金を納めに行った帰り道に、借金でもないのに取り立てられる理不尽さから「承服できん!承服できんぞ!」と立腹しているシーン。

小説版の『青天を衝け』には、栄一がなぜそんなに怒っているのか、どんな心情なのかが書かれています。
放送を見た後に読むと、ドラマの内容に深みが出てよかったですね。

『青天を衝け』の脚本家「大森美香」さんとは

出典:『青天を衝け』インタビュー
名前大森 美香(おおもり みか)
生年月日1972年3月6日(48歳)
肩書き脚本家、演出家、映画監督
出身地福岡県
リンクWikipediaインタビュー
※年齢は2021年3月時点

大河ドラマ『青天を衝け』のオリジナル脚本を書いた大森美香(おおもり みか)さんは、これまでに様々なドラマや映画の脚本を担当されています。

短大卒業後に就職した名古屋テレビ放送を退社したあと、フジテレビに入社してから脚本家デビュー。
その後フリーランスになっていますが、フジテレビのドラマの脚本を多く担当されています。

また、NHKのドラマの脚本を書くことも多いらしく、
2005年には連続テレビ小説(朝ドラ)の『風のハルカ』、2015年には『あさが来た』の脚本を担当。

その後もNHKのドラマの脚本を複数担当され、そして2021年『青天を衝け』をNHK大河ドラマの脚本担当となっています。

大森美香さんの脚本によるドラマ・映画

大森美香さんが脚本を担当したテレビドラマ・映画の一部を紹介します。

テレビドラマ

  • 『カバチタレ!』(2001年)フジテレビ
  • 『ロング・ラブレター~漂流教室』(2002年)フジテレビ
  • 『ランチの女王』(2002年)フジテレビ
  • 『きみはペット』(2003年)TBS
  • 『不機嫌なジーン』(2005年)
  • 連続テレビ小説『風のハルカ』(2005年)NHK
  • 『マイ☆ボス マイ☆ヒーロー』(2006年)日本テレビ
  • 『ブザー・ビート~崖っぷちのヒーロー』(2009年)フジテレビ
  • 『夏の恋は虹色に輝く』(2010年)フジテレビ
  • 『10年先も君に恋して』(2010年)NHK
  • 連続テレビ小説『あさが来た』(2015年)NHK

映画

  • インストール(2004年)
  • デトロイト・メタル・シティ(2008年)
  • ヘブンズ・ドア(2009年)
  • カイジ 人生逆転ゲーム(2009年)
  • プール(2009年) – 監督・脚本
  • 宇宙兄弟(2012年)
  • 映画 ひみつのアッコちゃん(2012年)

以上、大河ドラマ『青天を衝け』の原作情報・小説版・脚本家についての紹介でした。

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