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ブラウザバックしてしまうニュースサイトの3つの特徴

ネットのニュースサイトを複数見ているとき、「あ、もう読まなくていいや」と思ってしまい、ブラウザの戻るボタンを押すことがありませんか?

そんな「ブラウザバック」をしてしまうニュースサイトの特徴が3つありましたので、紹介します。

目次

そこまで長文でもないのにやたらと記事をページ分割しているニュースサイト

ページ分割とはその名の通り、1つのページがいくつかに分けられていること。

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記事を読んでいる途中で、こんな 表示を見たことがあると思いますが、これらが「ページ分割」です。

例えば、この記事を見てみてください。↓

世界で最も美しい顔ランキング 世界一は仏で美少女コンテストを消滅させた美少女 | NewSphere

世界でもっと美しい顔ランキングから上位30人を紹介している記事なのですが、
1ページにつき「たった2人」しか紹介されていませんね。

2人見るたびに「NEXTボタン」(次のページを開くボタン)をクリックしなくてなりません。

しかも、記事タイトルに「世界一は仏で美少女コンテストを消滅させた美少女 」と書いてあるので、手っ取り早くランキング1位を見たい人もいるはずですが、それはできません。

記事の目次もなければ、ランキング1位の人が載ったページへのリンクもないからです。

結局、「世界でもっと美しい顔ランキング1位」の人を見るためには、やっぱり「次のページを開くボタン」を何度も押さないとたどり着けないですね。

このようにやたらページ分割されていると、記事そのものに興味があったとしても
「あ…もういいや」と感じてしまい、読むのをやめて「ブラウザバック」してしまうわけです。

※ブラウザバックとは
SafariやChromeなどインターネットブラウザで、戻るボタンを押して、1つ前に開いたページへ戻ること。
「<」←こんな記号で表示されているボタンですね。

もちろんページ分割の全てが悪い訳ではなく、良い点もあります。

記事の文章が長くなってしまった場合、文章の中の「見出し」や「テーマ」ごとにページ分割をすれば読みやすくなりますし、1ページに表示される情報量が少なくなることで、ページの表示速度が速くなったりします。

しかし、です。

一部のニュースサイトで使われているページ分割は、たいてい「ページビューを増やすこと(ページが開かれた回数)」を第一の目的としているため、ユーザーの利便性が考えられていなかったりします。

なぜページビューを増やしたいのかというと、次の理由があるからですね。

ネットのニュースサイトの収入は、一般的に広告収入がメイン。

ニュースサイトを見る人が多ければ多いほど、広告を出稿するスポンサーが増えるし、広告単価も上がりやすい。

だからページビューを増やしたい

1つの記事ページを複数に分割することで、1人のユーザーが何度もページを開いてくれる

ページビューが増えて、ニュースサイトの広告収入が増える

※ニュースサイトのユーザー数の多さは「単なるページビュー」だけで判断されるわけではありませんが、それでも1つの基準にはなるため、とにかくページビューを増やすサイトが後を絶ちません。

さて、このページ分割が過剰にされると、ユーザーにとっては大変使いにくいサイトになります。

記事をちょっと読み進めたら「次のページを開く」
また少し読み進めたら「次のページを開く」

というように、ボタンを何度も押す必要があるからです。

以上のように、ユーザーの利便性が考えられていないページ分割をしているニュースサイトだと、記事の内容がどんなに良くても、読んでいる途中で「もういいや」となってしまうことが多くなりますね。

広告ブロック禁止のポップアップ表示が出てくるニュースサイト

広告ブロック(アドブロック)とは、ウェブサイトに掲載される広告を非表示にできるツールのこと。
このツールを導入すると、ツールによって広告と判断された画像は非表示になり、どれがコンテンツなのかわかりやすくなります。

しかしユーザーがこの「広告ブロック」を使っていると、「広告収入がメイン」のニュースサイトは大変困ります。
広告が表示されない=収入が減るからですね。

その対策として、一部のニュースサイトでは

  1. 広告ブロックをブロックするツールの導入
  2. 広告ブロックを使っているとコンテンツが見れなくなる
  3. 広告ブロックを使っている人に向けて「広告ブロックを解除してください」というお願いをする

という対策をとっているところもあります。

ただし、上で挙げた3つのうち、①と②を行なっているサイトは少ないです。
①は技術的に難しかったりしますし、②は単純にユーザーが離れやすくなりますからね。

そこでよく見かけるのは③広告ブロックを使っている人に向けて「広告ブロックを解除してください」というお願いをする、ですね。

例えば、「現代ビジネス | 講談社」というニュースサイトの場合。

広告ブロックを使っている状態でサイトを開くと、↓こんなポップアップ表示が出てきます。

出典:現代ビジネス

当サイトでの広告の表示を許可してください
広告ブロッカーをご利用のようです。
このサイトでは主に広告収益で運営しております。
ご理解頂きますようお願い申し上げます。

丁寧にお願いされているので、このサイトに対する不快感などはあまり感じにくいですね。

しかし。
グーグルの検索やニュースのまとめサイトから訪れたとき、どうしてもその記事を読みたいのでなければ、たいていはブラウザバックします。

「広告ブロックをわざわざ解除して記事を読む」という手間が面倒だからです。

※そのニュースサイトに好感を持っていて、今後も利用したいと思うならその手間も惜しみませんけどね。

以上のように、
ユーザーとしては面倒さを覚えるニュースサイトだと、ブラウザバックしてしまうことが多くなりますね。

もちろん、ニュースサイトが広告を表示してほしい理由は理解できますし、「広告ブロックの解除」をお願いするのも理解できるんですが、それとこれとは別問題ですね。

記事ページを開くまで有料記事だとわからないニュースサイト

一部のニュースサイトでは、追加料金を払わないと読むことができない「有料記事」が配信されています。

大手ポータルサイト「ヤフージャパン」のニュースカテゴリの「ヤフーニュース」でも有料記事を見たことがあるのではないでしょうか。

ああいった有料記事は、追加料金が必要になるぶん、無料で読める記事よりも信憑性が高かったり、よく調べられていたりなど、記事の質が高いことが多いです。

で、ぼくが問題だと思うのは
「その記事ページを開くまで有料記事なのか無料記事なのか判別できないこと」

記事一覧から興味を持ってクリックした記事が、実は「有料記事」だった。
というとき、がっかりします。

だったら記事一覧の時点で「この記事は有料記事です」と表示しておいてくださいよ、と思うわけです。

しかも、その有料記事が芸能ニュースだったりすると、さらにがっかり。

芸能ニュースを読むときは「お、あの俳優のゴシップニュースか」というように「ちょっとした好奇心」で開くことが多いので、すごく読みたいわけではないんですよね。

なので、記事ページを開いたときに「この記事は有料です」と表示されると、「なんだよ…もういいや」とちょっと不快感を覚えるわけです。
芸能ニュースに課金することなんて、あります…?

興味が強い記事だったならお金を払ってでも読むんですが、ちょっとした好奇心を満たすために開いた記事が有料だと、「はぁ…」と思わずため息が出ますね。

まとめ

以上、
ブラウザバックしてしまうニュースサイトの3つの特徴
でした。

せっかくサイトに来てくれたのに、サイトの利便性が悪いことが理由ですぐに読者が帰ってしまうのは、サイト運営者にとっても読者にとっても悲しいことです。

当サイト「corenii」も、読者にちゃんと読んでもらえるようなサイト作りを心がけたいですね。

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