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千と千尋の神隠しの興行収入を超えて欲しくなかった2つの理由【鬼滅の刃 無限列車編】

劇場版「鬼滅の刃」無限列車編 (C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

ツイッターなどでこんな声をよく聞きます↓

『鬼滅の刃』は好きだけど、ジブリの『千と千尋の神隠し』の興行収入は超えて欲しくなかった。

確かに、自分も同じモヤモヤした気持ちがあるかも、と思ったので、その理由を考えてみました。

本記事は「自分はどうして千と千尋の神隠しを超えて欲しくないと思っているのかなぁ」という理由を個人的に考えてみただけのチラ裏記事です。

同じようなモヤモヤを持っている人は、参考程度にご覧ください( ^ω^ )

2020年12月28日に、鬼滅の刃が興収1位になりました

劇場版『鬼滅の刃』無限列車編は、2020年12月28日に興行収入324億円を突破し、歴代の映画興行収入ランキングの第1位となりました!

  1. 劇場版『鬼滅の刃』無限列車編 – 324億円
  2. 千と千尋の神隠し – 316億円
  3. タイタニック – 262億円
  4. アナと雪の女王 – 255億円
  5. 君の名は。 – 250億円
目次

『千と千尋の神隠し』には、いつまでもレジェンド作品でいて欲しかったから


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身も蓋もないですが、なんというか、こう、理屈じゃないんですよね。

『千と千尋の神隠し』がずっと20年近く、映画の興行収入の歴代1位に君臨していたので、映画のレジェンド=『千と千尋の神隠し』という気持ちがあるんですよ。

この気持ちをもう少し詳しく考えて見ると、以下の通り。

宮崎駿監督のジブリ作品は、どれも名作です。

さらに、ジブリの長編1作目『風の谷のナウシカ(1984年)』から『風立ちぬ(2013年)』まで、30年以上に渡って公開されてきました。

多くの年代の人が劇場でジブリ映画を観賞したことでしょう。

そして『千と千尋の神隠し(2001年)』は、興行収入308億円で「日本で公開された映画のダントツ1位」という、とんでもない記録を打ち立てました。

以来、19年に渡って『千と千尋の神隠し』は映画の興行収入トップに君臨しています。

そのため、僕に近い年代の人や、もう少し上の年代の人には、子供の頃から映画のトップといえば『千と千尋の神隠し』だったのではないでしょうか。

『鬼滅の刃』は大好きです。

大好きなのですが、『千と千尋の神隠し』は超えないで欲しかったなぁ、というのが正直な気持ち。

「千と千尋を超えるな!」といった強い気持ちではなく、ほんのちょっとモヤモヤした気持ちがあるだけですけどね。

今後、劇場版『鬼滅の刃』の記録がどこまで伸びるのか、気になるところです

『鬼滅の刃 無限列車編』は、来場者特典目当てのリピート観賞も多いはずだから

劇場版『鬼滅の刃 無限列車編』では、全国の映画館で来場者に向けた特典が配布されています。

特典第1弾は「ufotable描き下ろしA5イラストカード 壱」が配布されていました。

大人気なので、すぐに特典の配布終了が終わった映画館もあったみたい。

ですが配布再開をするところもあり、もらえなかった人は2回目の観賞に行ったというツイートもありました。
(もちろん、映画そのものを何回でも観たいと思ったのも大きな理由だと思います)

そして、しばらくすると特典第2弾「ufotable描き下ろしA5イラストカード 弐」の配布が始まりました。

人によっては、特典をコンプリートするためにまたまた映画館へ足を運んだ人もいたようです。

さらにさらに12月12日からは、来場者特典の第3弾として、「来場御礼スペシャルブック」が配布されます。

このように、劇場版『鬼滅の刃 無限列車編』では別種類で配布される特典を目当てに、何度も映画を見る人もいるわけです。

いや、もちろん何度も観たい映画だからこそ、これが成り立つわけなので、決して批判したいわけではないです。

『鬼滅の刃 無限列車編』だけではなく、今やどの映画も、来場者特典の配布はやっていますし。

ですが『千と千尋の神隠し(2001年)』の頃には、変わっていく来場者特典を目当てにリピート観賞する、ということは少なかったはず。

来場者特典というもの自体はその頃からありましたが、隔週で変わっていく来場者特典というものはほとんどなかったように思います。

その辺を考えると、来場者特典によるリピート観賞ブーストがない時代に、300億円超えという興行収入を打ち立てた『千と千尋の神隠し』は、本当に凄かった、と見ることもできるんですね。

『千と千尋の神隠し』の316億円という興行収入は、2020年夏の再公開も含めた記録です。

2001年〜2002年に公開された当時の記録は、もう少し少ないです。

以上のようなところを考えると、やっぱり『千と千尋の神隠し』は超えないで欲しかったかなぁ、と思ったりするわけです。

追記
本記事にいただいたコメントによると、『千と千尋の神隠し』にも当時、来場者特典の配布があったみたいです。
なるほど…コメントを書いて頂いた方に感謝申し上げます!

だけど本当は『鬼滅の刃 無限列車編』の方が不利な状況

『鬼滅の刃 無限列車編』は、来場者特典目当てのリピート観賞も多いはずだから」と書いていますが、

決して『鬼滅の刃 無限列車編』の興行収入が『千と千尋の神隠し』よりも有利な状況で出た、というつもりはありません。

むしろ、『鬼滅の刃 無限列車編』の方が不利な状況で公開されています。

新型コロナウイルスの影響で外出規制がありますし、映画館の入場制限もあります。

しかも、『千と千尋の神隠し』の公開が夏休み中だったの対して、鬼滅の刃は10月16日と、長期休みでもなんでもない普通の日です。

なので、来場者特典目当てのリピート観賞も多い」ことを含めても、全体的な状況は鬼滅の刃の方が不利なんです。

それでもやっぱり、『千と千尋の神隠し』にはいつまでも興収1位でいて欲しかったなぁ、とちょっぴり思うんですよね。

これはもうどっちが良いとかじゃなく、単にぼく自身の感情ですけどね。

まとめ

『千と千尋の神隠し』を超えて、ついに日本の映画ランキングの興行収入1位となった『鬼滅の刃 無限列車編』

2021年に続き、2022年もまだまだ人気は続きます。

以上、『鬼滅の刃 無限列車編』に『千と千尋の神隠し』の興行収入を超えて欲しくなかった2つの理由でした。

コメント

コメント一覧 (6件)

  • 当時の映画は立ち見で今の倍以上入れる映画館や、そもそも映画ブームの名残で今以上に映画館自体の数が多かったので、特典商法含め純粋に比較できるものではないですね。

    というか千と千尋は11か月間+リバイバル上映2ヶ月のスコアであるので鬼滅が13か月上映しないことには1か月あたりのスコアも出せない為まず比較にならないと思います。

  • 千と千尋も前売り券3枚で湯婆婆フィギュア付き、1枚でもらえる神様フィギュアはランダム
    など特典付きはやってるそうです

    • 千と千尋の前売り特典のミニフィギュアは既にコミニカというメーカーから物販でセット販売されてたものなんですが。(湯婆婆は千尋ハクとのセット、神様フィギュアは6体セット)
      そのうちの1体がローソン限定で前売り買うと付いてきただけの話。映画内容もわからないのに前売り買ってまで謎の妖怪を欲しがる奴なんざいないっていう。そもそも鬼滅は前売り特典やった上で公開ヒット後にも特典商法連発してるわけで全く比較にならない。
      そもそも観る前時点の前売り特典と入場者特典とを同列にすることが阿呆な話。

  • 鬼滅なんてコロナ恩恵ありきで特典商法連発して水増ししまくっただけの映画ですからね、千と千尋と比較することがおこがましい。

    今年はコロナの影響で洋画大作を含めた有力映画が軒並み延期、ハリウッドも壊滅状態で殆どが公開未定になり、世界で封切れず日本で公開予定だったその枠も宙ぶらりんになった。国内では劇場がコロナで壊滅的なダメージを負っていて、需要の落ち込みを相殺してた部分を開放する必要があり、映画館の入場者制限が緩和されて全国的に施行された10月のタイミングで公開予定にあったのがTVアニメで大ヒットしていて劇場ヒットも見込めた鬼滅の刃。

    ダメージ回収したい劇場の全面協力もあり、全国403館、1日30〜40回以上かけられる異常スクリーン数、劇場の席の55%占拠(『君の名は』の最盛期ですら20%)、これをライバルがいない状態でかけられるという前例の無い超絶美味しいチート環境を実現。本来なら他映画との競合で限られたはずの箱席の制約を取っ払ったおかげで初日から上限無くファン信者を収容出来て初動から記録的興収も叩き出せたという話。

    そしてその話題につられた一般人ミーハーをさらに大量収容。その頃企業もコロナで困窮状態で話題の鬼滅に縋って後追いコラボ乱発する始末。コロナ禍でエンタメが限られてたこと、まともな映画がかけられてなかったことも鬼滅の集客に恩恵を与え、SNSで話題爆発しさらに隔週の特典商法(四連弾)で第三波も余裕の無効化と、勢い衰えず面白いように数字が膨らんでいったという寸法。コロナで生まれた初日からのチート環境が無ければ全てあり得なかったこと。

  • そもそも鬼滅のTVアニメ人気をネトフリやアマプラで後追いさせるステイホーム環境で下火にさせず、アニメを見てファンになった客が後追いで漫画を求めたからこその単行本の大量増刷に至るまで映画公開前からコロナの貢献があったという事実。大量の前売り販売数もコロナのおかげで膨大な箱スクリーンを用意する体制が前提にあったからこその実現。すべてにおいてコロナありき。配給や宣伝攻勢など本来の映画ビジネスの競合無視して、映画と全く関係ない外部の影響で稼げただけのインチキ興収。

    歴代の数十億以上行くヒット映画はどれも箱や席(特に都心の)がもっとあれば稼げるのに満席で稼げない、そうこうしてるうちに洋画大作や新作に良い箱と時間を明け渡さなきゃならないそういうジレンマに常に苛まれてる中で成績を出している。鬼滅みたいに初日から映画が殆どかけられてない状態で箱と席たっぷりの超絶美味しい環境だったら歴代作品も倍以上ヒットしてます。コロナでなければ映画の山にまみれて初動から記録的な成績も出せず、その記録をメディアが続々報道しての一般人ミーハー殺到ブームの流れまで全部無かった。せいぜい並のヒットで終わってたはずの少年漫画がコロナのおかげで歴代1位になるという前代未聞の出来事。

  • 鬼滅の刃の興行収入や動員数は特典で大幅に水増しされていた…

    前売り購入特典 (9/14販売)
    ①一般ムビチケコンビニ券+チケットクリアファイル 価格 2,380円
    ②一般ムビチケコンビニ券+アクリルスタンドプレート 価格 3,150円
    ③一般ムビチケコンビニ券+B2タペストリー 価格 5,020円
    ttps://l-tike.com/cinema/mevent/?mid=541232

    先着入場特典 特製冊子「鬼滅の刃 煉獄零巻」合計450万人
    ttps://natalie.mu/eiga/news/397209

    11月14日(土)~:第1弾「A5イラストカード 壱」合計 150万人
    11月28日(土)~:第2弾「A5イラストカード 弐」 合計 100万人
    12月12日(土)~:第3弾「来場御礼スペシャルブック」 合計 75万人
    12月26日(土)~:第4弾「松島晃メモリアルボード」 合計 75万人
    12月26日(土)~:MX4D/4DX 入場者特典「無限列車切符風アクリルキーホルダー」 合計 30万人
    ttps://kimetsu.com/anime/novelty/

    入場者特典だけで合計880万人分の料金が確定収益にあったという驚愕の事実。(千と千尋の最終動員数が2352万人、君の名はが1928万人と聞けばどれだけおぞましい数字かご理解いただけるだろう。なお千尋と君縄は入場者特典やっておらず)
    第三弾当日の販売数は先週比195%、翌日で105%、3日後の水曜日でも100%超え。第四弾当日に至っては291%。公開して二ヶ月経つ映画がありえない推移。これを複数回展開するという狂気の沙汰。初日から特典配布して隔週それぞれの特典を捌ききった上で880万人以上を動員してるのだから特典無くても同数客が入った同じ興収出せたなんて言い訳は通用しない。

    転売ヤーまで巻き込んでの汚い特典商法連発で300億突破は、もはや純粋な集客じゃない件。コロナのおかげで前例の無い超絶美味しい環境を手にしたただけでなく秋元商法でさらに水増し。邦画史上で最大級の黒歴史でしょう。

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